「一度会社を辞めても、もう一度戻って働きたい」

そう感じられる職場は、決して多くありません。

 

今回は、サンヨー圧接に中途で入社し、約10年前に退職。

その後、もう一度戻って働くことを選んだ玉川さんに、当時の気持ちや、戻ってみて感じた会社の雰囲気、働きやすさについてお話を伺いました。

 

「出戻りって気まずくないの?」

「辞めたあとでも受け入れてくれるの?」

「働きやすさや人間関係ってどうなんだろう?」

 

そんな不安を抱えている方にも、きっと参考になるはずです。

 

 

最初にサンヨー圧接に入ったきっかけ

 

Q:最初にサンヨー圧接で働こうと思ったきっかけは?

 

玉川さん:地元の先輩がここで働いていたのがきっかけです。

当時、僕は別の仕事を辞めたタイミングで、その先輩に電話で「仕事辞めたんですよ」と連絡したら、「じゃあうち来てみたら?」と言ってもらって。

そのときは何も調べずに、誘われて2日後くらいに面接を常務にしてもらいました。

で、とりあえずやってみないとわからないからということで、その翌日からもう現場に出ました。

 

サンヨー圧接 玉川さん

 

Q:事前に「どんな会社か」は聞いていましたか?

 

玉川さん:作業内容についてはなんとなく聞いていました。でも仕事自体がちょっと特殊なので、正直あまりピンとこなくて、「まあ見た方が早いわ」という感じでした。

 

会社の雰囲気については、「先輩の先輩がいて」「みんな仲良くやっとるよ」くらいの話を聞いていた程度ですね。

 

 

Q:入社時、不安はありましたか?

 

玉川さん:当時20歳くらいで、やっぱり緊張しましたね。現場仕事って「怖い人がいそう」というイメージがあったので、そういう心配はありました。

 

でも実際に入ってみたら、全然そんなことはなくて。もちろん怒ったら誰でも怖いですけど(笑)、普段から怖い人っていうのはいなかったです。

 

 

入社当初の仕事・大変だったこと

 

Q:初日のことは覚えていますか?

 

玉川さん:真冬だったので、とにかく寒かった記憶があります。危ない作業も多いので、最初は「作業はあまりさせられず、横で見て覚える」感じでしたね。寒い現場で、見ている時間が長かったので余計に寒くて(笑)。

あと、初日にギックリ腰になってしまって…。痛いのと寒いので、3日くらい休んで、また出てきて…というスタートでした。

 

サンヨー圧接 玉川さん

 

Q:慣れていく中で、一番困ったことは?

 

玉川さん:道具の名前を覚えるのが大変でした。

グラインダー、サンダーみたいなよく聞く工具もあれば、鉄筋を扱う道具や圧接機など、聞いたことのない名前がたくさんあって。最初はなかなか覚えられなかったですね。

 

 

Q:体力的なきつさはどうでしたか?

 

玉川さん:夏がとにかく暑い。それに尽きます。僕は暑さが苦手なので、最初の夏はしんどかったです。でも、しんどいのは最初だけで、しばらくすると慣れました。

 

 

Q資格取得について不安はありましたか?

 

玉川さん:仕事の8割くらいが有資格者の作業なので、「本当に資格取れるのかな」「学科、大丈夫かな」という不安はありました。

でも会社が参考書を用意してくれて、「この日に試験があるから勉強しとけよ」と声もかけてくれます。

仕事が暇な日には「会社に出てきて練習していいよ」と環境も作ってくれて、先輩たちが実技も教えてくれました。

そのおかげで、資格は1回で取れました。

 

 

一度退職した理由と、他社で感じたギャップ

 

Q:最初の約5年間働いたあと、一度辞めた理由は?

 

玉川さん:もともとやっていた仕事があって、その会社からまた声がかかったんです。その仕事がすごく好きだったので、「どうしようかな」と悩んで、一緒に現場に行っていた先輩に相談したら、「若いうちはやりたいことをやったらいいんじゃないか」と背中を押してもらって。

そのタイミングで怪我もして、1,2ヶ月くらい仕事ができなかったので、その間に前職の方でバイトに行って、そのままそっちに戻った感じですね。

 

サンヨー圧接 玉川さん

 

Qそこからは、どんな仕事をしていたんですか?

 

玉川さん:もともとやっていた仕事に一度戻って、そこから数年働いたあとに辞めました。そのあとは友達を頼って別の現場系の仕事に就いたんですけど、そこが自分にはあまり合わなかったんです。

拘束時間がかなり長くて、朝6〜7時に会社を出て、家に帰るのが夜9時。それが週6日ずっと続くような働き方で、「これはさすがにしんどいな」と感じていました。

 

 

「出戻り」を決めるまでの気持ちと、戻るきっかけ

 

Q:サンヨー圧接に戻ろうと思ったきっかけは?

 

玉川さん:僕が辞めたあとも、当時仲良かった人たちはサンヨー圧接で働いていました。

拘束時間が長い会社でしんどさを感じていたとき、ここで働いている友達と電話していて、「もう戻ってきたらいいんじゃない」と言われたんです。

 

サンヨー圧接で働いた5年間は、仕事的にもやりがいを感じていたし、給与もいいし、先輩とも仲が良くて、プライベートでもみんなで遊んだりご飯に行ったりしていて、本当に充実していて楽しかったんですよ。

 

もちろん、しんどいこともあって、普通に作業内容で材料が重たいとか、暑いとか、出張が長くなったりとか。当時付き合っていた彼女に会えない、みたいなこともありました(笑)。

 

ただ、辞めてから10年ほど経っていたし、正直「出戻りって気まずいな」と思っていて。

しかも僕は、ちゃんと社長と話して「◯月で辞めさせてください」と段取りを踏んで辞めたわけではなく、ほかにバイトに行きつつ、そのままフェードアウトした形だったので、余計に気まずさはありました。

 

 

Q:その“気まずさ”はどうやって解消しましたか?

 

玉川さん:その友達から「社長も『戻ってこい』って言っとるよ」と聞いたので、その日のうちに社長に電話しました。

「お久しぶりです」と電話したら、「ああ、久しぶりだな」と。

「戻ろうと思ってるんですけど、どうですか?」と聞いたら、「戻ってくりゃええがな」って、あっさり言ってくれて。

怒られると思っていたので、すごく嬉しかったですね。

 

 

戻って改めて感じた“サンヨー圧接の良さ”

 

Q:戻ってきて、改めて感じたサンヨー圧接の良さは?

 

玉川さん:「みんな、いい意味で変わってないな」というのが一番でした。

 

「お久しぶりです」と会社に行っても、変にかしこまった感じじゃなくて、「おー、久しぶり」「お前、なんでおるん」みたいなフランクなノリで迎えてくれる。

社長もフレンドリーですし、もちろん怒るときはめちゃくちゃ怖いですけど(笑)、普段から口うるさく干渉してくるタイプではないです。

 

会社としても、「絶対毎朝会社に出てこい」とか「これをやれ・あれをやれ」というルールがガチガチに決まっていないので、変にピリピリした空気になりにくいんだと思います。

 

サンヨー圧接 玉川さん

 

Q:働き方や生活リズムの面では、どう変わりましたか?

 

玉川さん:かなり変わりました。現場にもよりますが、作業はだいたい17時には終わります。残業は、あっても2〜3ヶ月に1回程度。

 

早いときは、8時に朝礼・作業開始して、8時半には片付けて現場を出ることもありました。

「え、もう帰っていいの?」みたいな日もあって、あれは本当に得した気分です(笑)。

 

前にいた会社では、朝から晩までみっちりで家に帰るのが遅かったので、「ちゃんと明るいうちに帰れる」というのは、家族もすごく喜んでいます。

 

 

年収・安定性・ローンの通りやすさ

 

Q:収入や“安定性”の面はどうですか?

 

玉川さん:周りの友達からは、「日当じゃないのは羨ましい」「でも収入は安定しないんじゃない?」と言われることもあります。

でも、年収で言えば前の仕事のときより全然いいです。

 

 

Q:家を建てる際のローン審査でも変化があったと伺ったんですが?

 

玉川さん:家を建てるとき、前の会社にいた頃は、なかなかローンが通らなかったんです。会社自体も新しくて、信用面が難しいと言われて。

サンヨー圧接に戻って1年くらい働いた段階で、別の金融機関に相談したら、そこではすぐ通ったんです。

「会社の歴史が長いこと」「公共事業や国の仕事をしていること」「福利厚生がしっかりしていること」などから、会社の信用度が高いと言われました。そのとき、「こういう会社で働いている強みって大きいんだな」と実感しましたね。

 

 

社長・先輩・職場の“距離感”

 

Q:社長はどんな人ですか?と聞かれたら、どう答えますか?

 

玉川さん:良くも悪くも「干渉しない人」ですかね。

放ったらかしというと言い方が悪いですけど(笑)、細かく口出ししてこない。

何かあれば怒られますし、いいことをすればきちんと褒めてもらえます。

でも、あれこれ言ってくるタイプではないので、その距離感は楽です。

僕個人としては、もっと話す時間があってもいいなと思いますけど、現場がバラバラで直行直帰も多いので、なかなかタイミングが難しいのも分かっています。

 

サンヨー圧接 社長と話す玉川さんや社員

 

Q現場の先輩たちとの関係はどうですか?

 

玉川さん:先輩たちはそこまで厳しい人ではないので、相談もしやすいし、お願いもしやすいです。

仕事の話もしますけど、プライベートの話をしている時間の方が多いかもしれません。

会社の下のスペースで、海外ドラマやゲームの話をしたりしていて、「退屈だな」と感じることはないですね。

 

 

後輩指導と、自分の役割の変化

 

Q:今は、若い子たちを教える立場でもありますよね。

 

玉川さん:そうですね。いろんな資格も取らせてもらって、トラックもあけてもらえるようになって、いろんな現場に行けるようになりました。

昔、自分が入社したときにお世話になった先輩たちの立場に、今度は自分が立っている感じです。

「育てられる側」から「育てる側」に変わったので、「ちゃんとせんといけんな」と思っています。

 

サンヨー圧接 玉川さんと後輩

 

Q:資格取得を目指す後輩への関わり方は?

 

玉川さん:会社で練習している子がいたら、見て教えてあげます。

ただ、こちらから「練習せえよ」とまでは言わないようにしています。

やっぱり、やる気があるかどうかは自分で見せてほしいので。

「自分から練習しとるな」と感じたら、「こうしたらいいよ」と教えるようにしています。

 

 

「厳しい現場」で悩んでいる人へ

 

Q:他社の現場を見ていて、どう感じますか?

 

玉川さん:違う業種の現場で、若い子がすごく頑張って走り回っているのに、上の人から雑に扱われていたり、キツい言い方をされていたりするのを見ると、正直「かわいそうだな」と思います。

 

「なんであんな言い方するんだろう」と感じることも多いですね。

 

そういう現場を見たときは、「サンヨー圧接ではありえないなぁ。うちに来ればいいのにな」と思うこともあります。

 

 

Q:ご自身は、その“厳しい現場”を経験してきて、今はどう感じていますか?

 

玉川さん:昔働いていた現場は、厳しい人ばかりで、ちょっとしたことでも怒られるし、相談もしにくい雰囲気でした。前の会社も、どこか距離があって、聞きにくい空気があって。結局、自分でなんとかしようとしても、中途半端なまま終わることも多かったです。

 

サンヨー圧接では、分からないことがあれば「電話一本」で、詳しい人が教えてくれる。どこの現場にいても「不安感がない」というのは、自分にとってすごく大きいです。

 

 

これから転職を考える人・“出戻り”を迷っている人へ

 

サンヨー圧接 玉川さん

 

Q:最後に、転職を迷っている人や、「出戻り」をためらっている人にメッセージはありますか?

 

玉川さん:僕自身、フェードアウトみたいな辞め方をしてしまって、「出戻りは気まずい」と思っていた側の人間です。

でも実際は、社長も先輩も、昔の仲間も、変にかしこまらずに受け入れてくれました。久しぶりに会っても、「戻ってきたん?」くらいのノリで(笑)。

 

現場仕事が好きだけど、人間関係や雰囲気でしんどい思いをしている人は、世の中にたくさんいると思います。

そういう人には、「うちみたいな会社もあるよ」と伝えたいですね。

ここは、ちゃんとした仕事をしながら、安心して働けて、ちゃんと家にも帰れて、ちゃんと生活も成り立つ。僕はこの居心地の良さがすごく気に入っているので、このバランスを崩したくないなと思っています。

 

 

さいごに

 

サンヨー圧接では、見学や面談を随時受付中です。

 

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